ハラーム:非合法なもの
日本人でイスラム教の方は あまりいないので、
食に関する案内をする場合、どのようなことに気をつければいいのか?
を3つ紹介します。
1. 人によって基準が違う
例えば、
・あるイスラム教徒は「酒を飲む」
・あるイスラム教徒は「酒は飲まない」
という風に、基本的に禁止されることでも
旅行者なので、その場で出来ることを楽しむのが目的。
ということで、酒を飲むことをよしとする方もいます。
一方、酒も飲まない。肉も食べない。など、
厳しい基準を設けている方もいます。
そのため
「ネットで調べて大丈夫そうだし、
何回も確認するのも申し訳ないから、自分の判断でいいや」
と判断せずに、以前確認したものでない限り、その都度本人に確認しましょう。
そうしなければ、あなたが許可した食品を友人が手に取った時、
別のイスラム教徒の友人に、
「それ、ハラームだよ!」と指摘された場合、
「あの人は いいと言ったのに..」
と信用されなくなります。
実際に私のイスラム系の友人がそう言ってました。
一回の軽い判断で、相手の信用も失墜するため、ここは気をつけましょう。
2. 知らなければ許される
先ほど、間違ったことを言うと信頼されなくなるといいました。
これはほとんど正しいのですが、
イスラム教徒の友人自身は、そのハラム食を食べてしまったことは許されます。
知らなかったのならしょうがない。という精神があるため、
あなたが調べた上で、知らなかった、それにより食べさせてしまった場合、
きちんとその旨を伝えれば許されると思います。
とはいえ、相手は基本的にはハラール食のみを食べたいと思っているので、
しっかり原材料などを確認しましょう。
3. アルコールもダメ。
アルコールがハラームであると言うのは、酒の例で述べたように明らかなのですが、製造過程でアルコールが発生するような食品、製品も好まれないことが多いです。
例えば、「みりん」
どこにアルコールが?と思うのですが、
製造過程でアルコールが発生しています。
このように製造過程でアルコールが発生するものも禁止されており、
そういった類に関心のない私たちにとっては なかなか判断が難しいです。
ただし、具体的に禁止されている商品に関しては、
ネットで検索すればある程度出てきますので、ご安心を。
人によっては、酒はオーケー!
という方もいますので、そこは本人に確認することが重要です。
そのため、ハラール認証されている商品を確認することで、
「この商品にはハラームの要素が基本的には含まれている」
ということを知っておく程度にとどめましょう。
日本語が読めないイスラム教徒の方の場合、そこまで言われない場合が多いと思いますので、基本はこの認証がある製品を提供して間違いないと思います。
以上に挙げた3点が、重要なポイントとなると思います。
彼らが日本で安心できる食生活を送れるように しっかり確認しましょう!
そして最後に、イスラムの方をサポートする方に向けて
イスラム教で禁じられている原材料の例を挙げておきますので、
以下の原材料が含まれているかどうかを確認してみてください!
Please check the following ingredients.
(ex: Japanese name (English name))
・related Pork
豚, ポーク (Pork)
乳化剤 (Emulsifier)
ラード (Lard)
ショートニング (Shortening)
ペプシン (Pepsin)
ベーコン (Bacon)
ポークエキス (Pork extract)
・related Meat
ゼラチン (Gelatin)
肉 (Meat)
・related Alcohol
酒 (sake)
アルコール (Alcohol)
バニラ (Vanila)